「百人斬り訴訟を支援する会」「南京戦向井野田両少尉の遺族を支援する会」

2015.02.27.22:50

週刊新潮「[特集]南京大虐殺『100人斬り訴訟』が暴いた大新聞の歴史的ウソ」2004.7.22日付号
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南京攻略に向かう戦闘で、中国兵を競って斬ったとされるのが、向井敏明少尉(26)“当時”と野田毅少尉(25)“同”である。当時の東京日日新聞が、昭和12年11月30日付の紙面を皮切りに、4回にわたって武勇伝としてそのニュースを伝えたことが発端だった。第1報のほんのさわりを紹介しておく。「まさに神速、快進撃、その第一線に立つ片桐部隊に『百人斬り競争』を企てた二名の青年将校がある。無錫出発後早くも一人は五十六人斬り、一人は廿五人斬りを果たしたといふ。(略)銃剣道三段の向井少尉が腰の一刀『関の孫六』を撫でれば野田少尉は無銘ながら先祖伝来の宝刀を語る」

まさに当時の新聞が、戦意高揚のための紙面作りを競っていたことの典型だろう。この記事が災いした。戦後、昭和46年に本多勝一氏が朝日新聞に掲載した『中国の旅』と題するルポの中で、日本兵による残虐行為として断罪したことから世に広まったのである。現在でも、中国各地にある抗日記念館には、「南京大虐殺」の象徴として、当時の新聞紙面と、向井、野田両少尉の写真が大きく展示されている。

向井、野田両少尉は、昭和22年12月、中国の法廷で戦犯として裁かれ、翌月に銃殺刑に処せられた。その判決の最大の根拠が、当時の東京日日新聞の記事だったのだ。だが、その記事自体が虚構であったとしたら、2人の少尉は新聞報道によって殺されたことになる。


これまでにも、研究者によって「100人斬り」などなかったことがたびたび論証されてきた。しかし今回の裁判は、昨年4月、向井、野田両少尉の遺族が、記事の訂正など名誉回復を求めて、毎日新聞と朝日新聞、本多勝一氏などを相手取って提訴したものである。遺族は、長い間、筆舌に尽くしがたい苦労を味わってきた。

「訴訟という形になればいいなと思っていましたが、公務員という仕事をしていましたし、お金もかかるので無理だと思っていました」と、原告の1人である向井少尉の次女の千恵子さん(63)は話す。彼女は、成田市役所に勤務し、課長、図書館長を歴任して平成13年に退職した。「父のことで、“戦犯の子供”と言われ続けて生きてきました。ことに本多勝一さんの連載が始まり、父たちのことを“殺人鬼”として登場させて以来、職場や家庭でも影響を受けました。夫からも、“お前は人殺しの娘だ”と言われるようになり、毎晩のように口論になりました。それがもとで離婚することになったのです。図書館の戦争コーナーには、左翼系の本ばかり置いてあります。このままにしてはおけない、という思いから、本格的に父のことで活動を始めるようになった。そもそも毎日新聞が訂正しなかったために、孫引きでいろいろなことを書く人が出てきてしまったのです」

野田少尉の妹で、鹿児島県下に住む野田マサさん(75)もこう話す。「向井さんに誘われて、私も訴訟に参加することにしました。一昨年、ちょうど向井さんが訪ねてこられる直前に、鹿児島で新聞やテレビ、教職員組合の後援で南京大虐殺の展示会が開かれたんです。娘が行きまして、主催者に会いたいとお願いしたら、“平和教育のためにやっているんだ”と言われたそうです。兄の写真も飾られていたみたいです。毎日と朝日には間違いを認めてほしい。南京の兄の写真も撤去してもらいたいと思います」

支援組織もできたことで、遺族はようやく訴訟にこぎつけた。戦後、半世紀以上を経た今日でも、遺族にとっては重くのしかかる問題だったのである。

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この支援組織が「百人斬り訴訟を支援する会」「南京戦向井野田両少尉の遺族を支援する会」です。
その活動は、今もネットで見ることができます。

「百人斬り」訴訟の意義は不変
http://www.mukai-noda.com/h1.html
遺族からの訴え(平成18年10月13日司法の歪みと対中外交を糺す決起集会での発言)
http://www.mukai-noda.com/h2.html
活動報告
http://www.mukai-noda.com/h3.html
署名活動報告への御礼、今後の活動
http://www.mukai-noda.com/h4.html
組織概要
http://www.mukai-noda.com/h5.html

その後、百人斬り訴訟を支援する会編による書籍「百人斬り訴訟」裁判記録集も発刊されました。
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