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〈陳述書 毎日新聞社へ 原告 向井敏明長女エミコ・クーパー〉

2011.12.09.15:18

        陳述書
            原告 向井敏明長女エミコ・クーパー
           
            記
 
 毎日新聞社へ
 
 毎日新聞社は、「百人斬り」記事について、責任感と良心に欠けている態度をとり続け現在に至っています。それが世界中の誤解、誤信、曲解を招き、そのうえ現在においても、まだ無視、無言を保ち続けることが私および千恵子の父向井敏明と野田毅氏の命や面目を無視し、二人の命を若くして失わせ、各々の遺族の心と人生に、絶え間なく治ることのない深い傷を負わせ、無念の涙にくれる過去半世紀あまりの厳しいいばらの人生を歩かせたことに、重大な責任があると信じます。
 米国のタブロイド紙のようなものと比べたくもない日本を代表するメディアであれば、日本という国を代表する責任と良心ある誠実な態度で、過去の自らの過ちを認め、ことを正してから前進すべきだと信じます。
 先日、ニューヨークタイムズ紙が若いレポーターに取った行動は正しいもので、たとえ同じでなくとも似たような行動を、毎日新聞社は何故浅海一男記者にもとり、社の面目を保つべきではなかったか、と考えます。
 1947年の南京軍事裁判は、故向井敏明と故野田毅にたいするデタラメな裁判は、今では世界中の多くの人々に知られています。
 「百人斬り」の記事と、二人が並んだ写真が唯一の証拠で死刑判決が言い渡されましたが、二人は「二つの命の灯火」が燃え続けられるか消されるかの別れ道に立ち、「溺れるものワラをもつかむ」の思いで浅海氏に「あれは、私のフィクションでした」という言葉を待ちました。しかし、浅海氏からの言葉は実に賢い言い方で、「私が見たことではありません・・・」でした。
 二人は命の綱と頼んだ浅海氏の言葉にそういう形で裏切られ、軽視されたまま1948年1月28日、南京市雨花台の地上には雪が見られる寒さの中、沢山の中国兵に囲まれ、幌もないトラックで拘置所から刑場まで運ばれた事実は、今日も写真に残り、中国の人々の目にさらされ続けています。
 そのときの父は、きっと寒さなど感じてはいなかったことでしょう。それよりも、わずか数分後に自分の人生が終わるという現実も信じられず、一方で病身の年老いた母や、既に母を失っている娘二人の養育や将来など、わずか36歳の父には最高に辛いことだったはずです。
 私たちが、父の処刑を知ったのは、数日後の朝日新聞の5センチ四方の小さい記事でした。
 そのとき私は、12歳でしたが、それから今日までの道程は、言葉では表現できぬほど厳しく冷たく残酷な道でした。

 1997年だったかアイリスチャンの本「ザ・レイプ・オブ・ナンキン」の出版の際、いつものようにABCテレビの「グッド・モーニング・アメリカ」を見始めたとき、全く予期していなかった「百人斬り」の記事に囲まれた父と野田氏の写真がテレビ画面にいっぱいに出てきて、驚きとショックで危うくひっくり返るところでした。
 方々探して2ヶ月かかりその本を手にいれ読みました。
 父たちの事に関しては、何一つ新しいことはありませんでした。
 昨年他の州に住む友達達は「コンピューターのウェブサイトにあなたのお父さんのことが出ている」と知らせてくれ、私の息子も「知らない人(父のこと)でも、あれを見ると感情的になる」とウェブサイトに掲載されている事柄について言っています。
 私は、過去55年余りの間、繰り返し何度も何度も味合わされた胸中をわしづかみにされ引き裂かれる、とでもいう痛みと苦しみ、悲しみと怒り、無念さから逃げられないでいます。
 また、いくつもある歴史だけのチャンネルのインターナショナルのものの一つで「ワールド・ジャスティス」という番組もあり、私は偶然にアイリスチャン自身の司会の「レイプ・オブ・ナンキン」を見ました。
 見たくないが、ある一方見ておかなくてはならないという気持ちも強く、苦痛を我慢して見ました。これも「百人斬り」の記事と写真でした。記事の上には「東京日々新聞」とはっきり読めるのは何を語っているのでしょうか。
 もし、あの記事と写真がこの地上になかったら・・・。
父達が、一方的な裁判で裁かれ、公衆の面前で射殺され、雨花台の地に掘られた穴に投げ込まれ、今はその場所さえ不明ということが、遺族達にとってどういうものか真に理解できる人が何人いるでしょうか。「死人に口なし」をよいことに、日本人でありながら、個々自らの想像で事を判じ、想像に想像を重ね他の人々の事と混ぜ合わせて、事実からはるかに遠い想像を繰り返してきた人々が日本にいることを、私は1973年以来知っています。私にはこの人々の神経も精神状態も全く分かりません。
 
 「百人斬り」の記事と写真で回り始めた「車」は、どんどん大きくなり、スピードを増し、私たちの手では止める事が不可能な現在の状態で、「事実でなかったこと」が「歴史の一片」として伝えられ残される事は日本自身にも害になっても有利ではないと私は信じます。
 最近私が知った事は、父達は日本の見も知らぬ小学生に「バカヤロー」や「日本の恥だ」と言われていることで、全く理解に苦しみます。
 どんなに努力しても、私たちの55年間の苦痛、悲しみ、怒り、無念さを数片の紙面に書く事は無理です。そして、現在の物差しで66年前の日本や日本人達を計る方が間違いで、正しい答えが出るはずもないでしょう。
 しかし、「百人斬り」がこのまま世の人々に真実であると信じられ、教えられることは、私たち遺族には耐えられないことです。
 毎日新聞社のどの方にも個人的な感情はありませんが、新聞社としての責任はあるでしょう。
 どうか日本の小学生に、父達は「バカヤロー」でも「日本の恥」でのない事を教えてやってください。
 私は、今も父をよく覚えています。親孝行で良い父でした。
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