「日中戦争-戦争を望んだ中国 望まなかった日本」第1章:日中戦争に至る歴史的背景

2012.06.09.12:38

本文の手がかりが手元にありませんので、この章ではブックレビューを紹介いたします。

日中戦争を違った切り口から見せてくれる優れもの 2009/9/18 By 本格派
日中戦争に至った経緯を検証する本の中には、日本内部だけに原因を探す視野の狭いもの以外に、中国による度重なる挑発によってやむを得ず開戦したのだという見方や、コミンテルンによる謀略に触れた本もあるが、この本ほど開戦に至るまでの日中を取り囲む状況・中国国内の動きを詳細に述べたものは見たことがない。

日中戦争勃発のはるか前から、ドイツと中国が軍備上の緊密な協力関係にあったこと、戦後のニュルンベルク裁判で初めて取り入れられ、東京裁判にも強引に持ち込まれた「侵略戦争は戦争犯罪」という「事後法」の考え方の原点が、1928年のパリ不戦条約の「国際紛争の解決の手段としての戦争を放棄する」という宣言にあることなど、日中戦争とは何だったのかを考える上でキーになってくる事実がいくつも取り上げられている。

伝統的に国民をエリートと愚民とに分けて考える基本思想の中から生まれた「無知で従順な兵士」の質が悪い理由についての解説も興味深い。
最後の章で述べられる、中国人が嘘つきである理由も初耳だが納得できた。
中国人との共著としたことで、今までほとんど表に出なかった当時の中国の内情について多くの情報を提供し、日中戦争について新たな視点を与えてくれる非常に優れた本である。


カスタマーレビュー: 日中戦争-戦争を望んだ中国 望まなかった日本
http://www.amazon.co.jp/日中戦争-戦争を望んだ中国-望まなかった日本-林-思雲/dp/4569693008

著書の全体像の紹介として、もう一本レビューを掲載させていただきます。

日中戦争とは何だたったのか 2011/5/29 By 北野梅白
 共著ではあるが、大学院での担当教授の著作であるので読む。
 まずもって面白いのは共著の林思雲氏が本書を執筆した動機づけが興味深い。氏はNHKの「放送スペシャル」における日中戦争の取り扱いについて、日本の主戦派のみにスポットライトを当てている点を「傲慢」と評している。つまり、日本と中国の戦争が拡大するも縮小するも主導権を日本側が握っていたような描き方を批判しているのである。それと同時に、中国側における銃後の沸騰した状況を見落としている点を指摘してい事も面白い。
 両者共に日中戦争を「侵略戦争」と捉えているが、それに捕らわれた感情的な文章になる事を避けて、日中戦争の最中におけるドイツと中国国民党の微妙な関係、中国の都市部と農村部の温度差、日中双方の和戦両様の複雑な外交交渉とそこに介入するアメリカの影響等々を教科書的なものよりも、やや目新しいものを描いているのは興味深い。
 特に、戦時中の中国人民を一くくりにせずに都市部(富裕層)と農村部(貧民層)に分けて詳細に言及している点は面白い。こう言及されれば、共産党がどうして勢力を伸ばしたか判りやすい。
 章ごとに執筆者が変えて、微妙に書き方の趣向を変えているので飽きずスラスラと読めるのは嬉しい。

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