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「日中戦争-戦争を望んだ中国 望まなかった日本」第7章:中国人の「歴史観」

2012.06.09.16:18

 儒教思想の核心には日本でもよく知られている「忠、孝、礼、仁」という徳目の他に、もう一つ重要な徳目がある。それが、「避諱」である。

 なぜ、偉大な人と高尚な人のために隠さねばならないのか。これは、中国人の独特の世界観に関係している。西洋における平等の観念とは反対に、中国人は昔から、人と人とは不平等であると考えてきた。この不平等は才能における不平等ではなく、道徳水準の不平等である。
 中国人は道徳水準に基づき、人間を二種類に分類した。「君子」と「小人」である。

 儒教は人々に対し、偉人や賢人にたよって国家を管理すれば長い安定がもたらされ「乱世」の出現を避けられる、と教えてきた。
 しかし偉人や賢人は神ではない。彼らも誤りを犯す。彼らの道徳性により社会の安定が保たれているのであれば、偉人や賢人が誤りを犯せば社会の安定は動揺する。したがって社会の安定を保とうと思えば、人々はできるだけ彼らの誤りを隠し、その威信を保全しなければならない。
 偉人や賢人の過ちを隠せば彼らの威信が保全できるのであれば、彼らの功績を誇大に讃えてその威信を高めるのも、国家の安定を保障する一つのやり方である。したがって「誇張」と「避諱」とは、同質の行為の両面である。


[p208-210]


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北村教授のこの書籍の最後の第七章で論じられるのが「中国人の歴史観」

 ・ 「罪は有限か?無限か?」

西洋人は、人が罪を犯しても罪は洗い清められると考える。罪を洗い清める方法は服役である。さらに、人の罪は死ねば消滅すると考える。それゆえ西洋の法廷では死者に対する法律上の責任を追及しない。これは戦犯についても同じ。ヒトラーは戦犯にならなかった。それはヒトラーは自殺していたからである。

しかし、中国人の考え方は大きく異なる。

中国人は、罪は死んでも終わらないと考えており、死者の罪を追求しようとする。中国には「千古罪人」という言い方がある。一千年の後でさえ、人の罪は洗い清めることが出来ないという意味。死んだからと言って罪を洗い清めるのは不可能なのである。従って、日本の戦犯についても執拗に追求する。

・ 中国人の虚言を生み出す中国の儒教道徳ー「避諱(ひき)」

中国人が虚言を弄するのは単純に相手をだますということではなく、多くの場合は自分のためではなく、家族のため、国家のためなのである。

日本の江戸時代に孔子や朱子の学説は知識人の間で学ばれたが、日本では学問であった。しかし中国では宗教であった。そのため日本では儒学、中国では儒教と言う。

儒教思想の核心には日本でも知られている「忠、孝、礼、仁」という徳目の他に、もうひとつ重要な徳目として「避諱(ひき)」がある。日本語として使われる「忌避(きひ)」と同義語であるが、「避諱」のほうは隠すという意味合いが強い。

「論語」に有名な故事がある。ある人が孔子に「我々の村には正直な人がおり、父親が他人の羊を盗んだと告発しました」と話した。これを聴いた孔子は、「私は正直な人だとは思いません。父親は息子のために隠し、息子は父親のために隠す、こうであってこそ本物の正直です」と答えたのである。この故事が中国人の避諱観念はどういうものかを象徴的に示している。

孔子が編纂したと伝えらている「春秋」という古代の書物がある。孔子は編纂の際に原則を立てた。「偉大な人物のためには醜いことを隠さねばならず、高尚な人物のためには過ちを隠さねばならず、親族のためには欠点を隠さねばならない」という原則であった。

なぜ偉大な人と高尚な人のために隠すのか、これは中国では西洋の平等の観念とは別に、人と人は不平等であると考えてきた。道徳水準に基づき人物を二種類に分類。「君子」と「小人」、「小人」は「忠、孝、礼、仁」のすべてで道徳水準が低い人物。君子の中で徳の高い人が「賢人」最も徳が高いのが「偉人」

中国の歴史観によれば、歴史では二つの時期が交互に出現する。「乱世」と「治世」。「乱世」が出現するのは「小人」が政権を担当するからであり、「治世」は「君子」が政権担当するからである。儒教では偉人や賢人が国家を管理すれば長い安定が生まれる、しかし偉人や賢人も誤りを犯す。社会の安定を保つためには彼らの誤りも隠して威信を保全する必要がある。

中国人は子供のころから偉大な人物と国家のためには「避諱」して虚言を弄せと教育される。その結果人々は虚言を弄することが不道徳だと感じなくなり、虚言を弄する習慣が養われてしまう。

  ・中国で科学が誕生しなかった大きな原因

西洋国家が作り上げた最も重要な学問は「科学」、その目的は真理の追究。中国人から見れば真実は決して重要ではなく、重要なのは偉大な人物と国家。このように中国で「科学」が誕生しなかった大きな原因は中国の「避諱文化」にある。

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この本の最後に、北村教授は日本人は歴史問題にどういう態度をとるべきかを論じる。

英語に「responsible」という言葉がある。「責任を取る」と訳すが、「返答できる」「回答できる」という意味もある。責任をとるというのは「ひたすら謝る」のではない。なぜそういうことが起こったのかきちんと「申し開きをする」ことであり、そのためには正確な事実認識から出発して歴史資料を正確に読み取ることから始めなければならない。

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第278号「日中戦争 戦争を望んだ中国、望まなかった日本」PHP研究所(2009/03/13)

 北村稔・林思雲両氏の共著であるが、なかでも、この林氏という中国の人の書いた部分が、抜群におもしろい。

とりわけ、おもしろいのが、なぜ、中国人は「虚言を弄し事実を誇大に言うのか」という第7章の部分である。まさに虚をつかれた思いがする。

要するに、孔子の儒教は、中国では「教」、まさに(ある種の絶対性を持つ倫理規範の基礎として)宗教であった、という。そして、儒教の倫理的な核心は「忠、孝、礼、仁」であるが、そのほかに「避諱」というのがある、という(知らなかった!)。

これは、どういう意味か。簡単に言えば「偉大な人物のためには醜いことを隠し、高尚な人物のためには過ちを隠し、親族のためには欠点を隠さなければならない」という、孔子が「春秋」を編纂したときの原則である、というのである。儒教では、人間は、支配者としての「君子」と、その他、大勢の「小人」に分けられる。偉大な人物、高尚な人物が「賢人」だの「偉人」であるが、この人たちが国家を治めるのである。ところが、この人たちも人間であるからには、過ちも犯せば、欠点もあるだろう。しかし、そんなことをいちいち「小人」が知れば、国家の安寧秩序は保たれない。したがって、その人たちの欠点や過ちは、これを隠し、さらには、彼らの功績は、虚言を弄しても、誇大に伝えることが、道徳的にも、宗教的にも、正しい行為なのである。

現代中国では、共産党が支配している。国家=共産党政府であるが、当然、彼らも支配者であるからには「偉人」であり「賢人」である(笑)。

したがって、彼らのためには、虚言を弄してもかまわない、それどころか、道徳的に賞賛されるべき行為なのである!それが国家のためなのだ。 逆に言えば、相手に打撃を与えるためならば、どのくらい虚言を言ってもかまわない、ということになるのである。本当かよ、といいたくなるが、当の中国の人が言っているのであるから本当なのであろう(論理的には矛盾があるが<笑い>)。

ある中国人は「私は日本兵が五万七千四百十八人、殺すのを見た」と言ったそうである(爆笑、どのくらい長い間、見ていたのだろう、しかもその間、ずっと数えていたのだ!)。しかし、「それが極東国際軍事法廷に提出され、日本軍の南京大虐殺を示す書面証拠となった」となっては、笑ってばかりいられないのである。

「野獣のような日本の二人の士官は、鋭利な刀をひっさげ、大通りや小通りを回り、中国人に出会えば老若男女を問わず、マキや芝を割るように、頭から一刀両断にした」。これが、極東国際軍事法廷の中国首席代表の言葉なのである。
「水滸伝」で、虎退治の武松が、宿屋の連中を皆殺しにするところがあるが、この首席代表は、しゃべっているうち、講談師が乗り移ったのであろう。

よく中国政府のスポークスマンが、すぐにうそとわかることを、平然と、しかも、えらそうに、自信たっぷりに言うので、不思議に思っていたが、この本を読んで納得した。うそをつくことが、道徳的に良い行為、国家のためになる行為なのだ、ということであれば、誰でも、威張って、うそをつくだろう。良心のとがめなど、さらさらないのである。

こういううそは言うほうも、また、それをきかされている中国人自身も、内心、駄法螺と知っているのである。ところが、日本では、それを真に受けるというか、人に真に受けろと説教する人が、たくさんいる。朝日新聞、外務省チャイナ・スクール、東大の先生その他。

アイリス・チャンの有名な本も、こういう駄法螺であるが、そのおかげでチャン様の銅像は、今も「南京大屠殺記念館」に建っているそうである。

松永太郎;東京都出身 翻訳家、多摩美術大学講師、レモン画翠社長 主訳書「進化の構造」「イカロスの飛行」他。


甦れ美しい日本
http://chatky.iza.ne.jp/blog/entry/2249737/

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