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GHQ焚書図書開封(4)「征野千里」1:序

2013.08.06.18:35

戦場手記『征野千里』 中野部隊上等兵 谷口勝著 新潮社 昭和13年12月発行より

序 陸軍少将 桜井 忠温

 日露戦争後、ある兵士が作った戦争記録を読んだことがある。世間に発表しないですんだものだが、それには、玉子一個何銭、鶏一羽何十銭、といったようなことまで細かく書いてあった。
 戦争の記録もここまで来ないといけない。戦史にも何もないことが、あとになってどれほど役立つかわからぬ。
 こういう記録は、百年後を目標にして、始めて生きて来ると思う。
 谷口君のこの著は、細かい日々の生活がよく描かれてある。飾りも何にもないところが尊い。ヤマも何もないようなところに、何度も何度も読み返したいところがある。本人の気のつかない(だろうと思う)ところに何ともいえない味わいがある。
 支那事変が生んだ作品は幾多ある。しかし、この書の中に盛られているものは、その一つ一つが何の装飾もない、「ホントウの戦争」の姿である。
 この作品を世に送られるということは、谷口君が同時に二つの御奉公をなしたのである。剣とそして筆と、――
 これこそ、永遠に残る書であって、その一字一語に血と汗とが滲み出ている。われわれは深く谷口君に感謝しなければならぬ。

読者の皆様

 皆様の信頼こめた万歳に送られて祖国を発った私ではありましたが、僅かばかりの傷のため任務中途で再び銃とれぬ身となって、生きては二度と見まいと誓ったこの祖国に帰ってまいりました。皆様に申訳の言葉もなく、御詫び申上げる胸中、ただ腑甲斐無さへの自責の念で一っぱいです。この情けない私が今更戦場を語るもあまりにおこがましい次第とは存じましたが、私のこの微少な経験にしていささかなりとも銃後の皆様に戦場を偲ぶよすがともなれば・・・・と存じ、私が経験しました一切を読売新聞にお話した次第であります。幸いにして同社社会部の原四郎記者が、私が意図したことそのままに手記の形式にまとめるの労をとって下さいましたので、拙い言葉も実感溢れる文字にかえていただくことが出来ました。ここにこのおこがましき手記を世に送るに当って、護国の鬼と化した幾多戦友の英霊及び光輝ある軍旗の下に烈々として進軍をつづけつつある懐かしい戦場の戦友に深い感謝を捧げると共に、銃後の皆様の日夜にわたる支援と数々の御慰問に厚く御礼申上げておきます。一切を語り終えて今はただ銃執る身となって再起奉公の日が一日も早く来るのを待つのみです。
南京城の戦闘を思い起しつつ

中野部隊 歩兵上等兵 谷口 勝 昭和十三年十二月十日


谷口上等兵(陸軍軍医学校にて)

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