〈「南京大虐殺」を教科書に載せるな 藤岡信勝〉6・完

2013.10.06.22:13

【WiLL掲載論文】(2012/07WiLL6月号)「南京大虐殺」を教科書に載せるな 拓殖大学客員教授  藤岡信勝

●正反対の解釈が可能に 

  教科書運動全体にとっては、今、つくる会の教科書が消えることの方が重大な打撃である。そうした状況を総合的に考慮して、私たち執筆者はやむなく、南京事件に関する注の復活を認めることにした。苦渋の決断であった。そこで、注6の記述は次のようになった。

【日本軍による南京占領の際に、中国の軍民に多数の死傷者が出た】

  しかし、文科省の検定は、これで終わらなかった。教科書調査官が編集者に電話をかけてきて、注の末尾に(南京事件)を入れよと言うのである。私たちは南京事件はなかったという立場だから、これは到底受け入れることが出来ない指示である。しかし、これも結局、前述と同じ理由で受け入れざるを得なかった。注6は次のようになった。

【日本軍による南京占領の際に、中国の軍民に多数の死傷者が出た(南京事件)】

   さらに、文科省の検定はこれでも終わらなかった。また何日か後に、教科書調査官が編集者に電話を掛けてきて、「中国の軍民に多数の死傷者」を出したという行為の主体が日本軍であることを明示するために、「日本軍」という言葉の位置を変更せよというのである。かくて、注6は、最終的に次の通りとなった。

【南京占領の際に、日本軍によって中国の軍民に多数の死傷者が出た(南京事件)】

  こうして、文科省による「南京」検定は終了した。著者が書こうとした文意とほぼ正反対の解釈が可能な文章となった。

  ただ、「南京事件」の注を復活させたのに伴い、最終版の修正表では、「通州事件」の注も復活させた。これについては、文科省側は何らのコメントもせずに認めた。かくして、教科書の歴史上初めて、次のような通州事件についての記述が載ることになった。

 【1937年7月末には北京東方の通州で、200人の民間日本人が親日政権の兵隊に惨殺される、通州事件がおこった】

  これは大きな成果であるといえるが、やはり、自由社の教科書に心ならずも南京事件の存在を認める記述が掲載されていることは、著者として耐え難い苦痛である。

  二年後の平成二十六年には、次回の検定申請の時期が来る。それまでに、検定の在り方を根本的に改めさせる活動に私たちは取り組んでゆく。そして、もし、そういう改善ができなければ、今回の反省も踏まえて、次回は「南京事件」を一切書かないという選択肢を考慮しなければならないと考えている。
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