GHQ焚書図書開封(18)書籍「GHQ焚書図書開封1 米占領軍に消された戦前の日本」【目次】【一部抜粋】

2014.10.12.16:27

GHQ焚書図書開封 【目次】

[第1部]―――――――――――――――

第一章 「GHQ焚書図書」とは何か
「焚書」と「検閲」は別である
東京大学文学部の関与
秘密裏に行われていた陰険な「没収」
帝国図書館館長室と首相官邸での秘密会議
尾高邦雄、金子武蔵、牧野英一
占領軍没収リスト作成班によるふるい分け
文部次官通達による没収の全国展開
占領軍に失敗感があった
アメリカに移送された大量の文書の行方
東京裁判とつながる可能性
没収された本の若干例

第二章 占領直後の日本人の平静さの底にあった不服従
言葉と謀略による「戦後の戦争」
私信を「検閲」した恐しいシステム
日本社会の不気味な沈黙
日本人が戦後たちまち従順になった諸理由
戦闘は終わったが戦争は続いていた
ABCD包囲陣に対する戦中の日本の静かな決意
当時の日本人の勁さは何だったのか

[第2部]―――――――――――――――

第三章 一兵士の体験した南京陥落
歩兵上等兵「従軍記」の感銘
正確に自分を見つめる「目」
戦場の人間模様
ついに南京入城
南京から蕪湖へ
平和でのどかな南京の正月風景

第四章 太平洋大海戦は当時としては無謀ではなかった
パラダイムが変わると歴史の見方は変わる
日米もし戦わば、を予想する本
日米大海戦は「日本有利」という事前観測
「限定戦争」と「全体戦争」
ハワイ占領とパナマ攻撃ははたして誇大妄想だったか
日本を侮れないぞと必死に瀬踏みしていたアメリカ
ソ連が見ていた極東情勢
太平洋の戦いの本質は「日英戦争」だった

第五章 正面の敵はじつはイギリスだった
一九二〇年代、日米は「若き強国」にすぎなかった
日本が「敵」として意識していたのはイギリスだった
「平和もまた戦争同様、凶悪である」
宣伝戦の重要さを知って始めたのはイギリスだった
イギリスは文明の模範であり卑劣の代表でもあった
植民地インドにおけるイギリスの暴虐
日本にとってイギリスの脅威とは何であったか

第六章 アジアの南半球に見る人種戦争の原型
イギリスが手を伸ばしたもう一つの新大陸
空白の大地はどのようにして発見されたか
アメリカ独立戦争のネガティヴな影響
新植民地に咲いた悪の花
いまもオーストラリアはなぜ元気がない国家なのか
国家の起源と独立戦争が歴史に対してもつ意味
日本を「第二のスペイン」にしてはならない

第七章 オーストラリアのホロコースト
本国イギリスもたじろぐ植民地の白人純血主義
マオリ族を中心に――
タスマニア原住民の悲劇
アングロサクソンによる少数民族絶滅
歴史書の没収はホロコーストに通じる
日清戦争後のオーストラリアは日露戦争後のアメリカに瓜二つ
二十世紀の戦争の歴史を動かした人種問題

第八章 南太平洋の陣取り合戦
イギリスとアメリカの接点
「南洋」情勢を概観する
植民地が抱く帝国主義的野心
オランダ、ドイツ、イギリスによる南太平洋の分捕り合戦
第一次世界大戦と日本海軍の役割
日本の「人種平等案」を潰したアメリカとオーストラリア
第一次大戦直後からABCD包囲陣の準備は始まっていた

第九章 シンガポール陥落までの戦場風景
ワシントン会議によるハワイとシンガポールの軍事要塞化
シンガポール攻略とアジアの解放
壮絶! コタバル上陸作戦
日本軍を歓迎した現地の人々
シンガポール陥落と世界各国の反応

第十章 アメリカ人が語った真珠湾空襲の朝
昭和十八年四月に日本語に翻訳された米人の空襲体験記
ホノルルの朝の情景
カネオエ飛行場の空爆
日本軍はけっして市街地攻撃はしなかった!
当時の日本の新聞に見る「十二月八日」
壮烈! 真珠湾攻撃
著者のアメリカ人の語る日本軍の実力と襲撃の世界的意義
必ずしも奇襲とはいえない

あとがき
文献一覧
付録1-8
―――――――――――――――――――――


【一部抜粋】

アメリカの占領政策の特徴は、なにをせよとは命令せず、なにをするなとだけ禁止した、とかつて三浦朱門氏が私との対談で往時を振り返って言っておられました。たとえば各家の戸口に星条旗を掲げよ、などと命令しない。その代わりマッカーサーや占領軍のことをほんの少しでも誹謗すると沖縄に強制労働に行かされるなど処罰されたというのです。占領軍は広く日本国民に反感を抱かさせるようなことはしない。代わりに違反に対する恐怖心を与える。これは効果的です。なぜなら恐怖心は奥に潜んで、人から人へ無言で伝えられ、日本人が自ら進んで自分を制限する方向を促進するからです。禁止は自動的に拡大するのです。

日本国民をいっぺんにキリスト教に改宗させようなどと無理なことはいたしません。しかし信仰心の破壊がその国の国勢を最終的に抑え込み、亡ぼす最上の策であることを彼らは知っていました。だから天皇の制度は残しましたが、皇室財産の大半を没収し、皇室の藩屏であるべき旧皇族から皇籍を剥奪しました。天皇の人間宣言をさせて、クウェーカー教徒の独身のアメリカ婦人を皇太子の教育係にしました。天皇が国民と同じであるところまで垣根をとり払い、それを皇室の民主化であると装いました。やがて何十年後かに天皇の制度が無力化することを見越した時限爆弾を仕掛けていたのです。

考えてみればGHQによる「検閲」や「焚書」も、何をせよの命令ではなく、なにをするなの禁止の最も徹底した形態であり、思想破壊の極限とでもいうべきものです。ことに「焚書」は何十年か先を見越した、時間とともに効果の出てくる時限爆弾の一つであります。おそらくそのせいでしょうが、皇室、国体、天皇、皇道、神道、日本精神といった文字が表題にある書物は、正確に数えてはいませんが、500点ほどはあり、虱つぶしに廃棄していたことに、占領軍による信仰破壊の先を見抜いた見取図があったように思えてなりません。おそらく日本以外の他の被占領軍に対するアングロサクソンの伝統的な統治手法が踏襲されたのかもしれません。日本がフィリピンや韓国のように簡単にキリスト教に改宗しなかったのは、2000年以上に及ぶ仏教や人道の歴史の深さによるのだと考えるべきです。

とりわけ戦意形成の17年間の歴史を日本人の前から消して目隠しをかぶせてしまう「焚書」は、魂の深部を壊す悲しい行為でした。しかしそれだけではなく、占領軍が新しい歴史を教え込む前提でもありました。アメリカ産の歴史の見方、すなわち満州事変より後に日本は悪魔の国になり、侵略国になったため、本当は戦争をしたくない平和の使徒アメリカがいやいやながらついに起ち上がって悪魔を打ち負かした、というばかばかしい「お伽噺」を日本国民の頭に覚え込まるのにはどうしても必要な手続きでした。

やがていつの間にかアメリカが民主主義を与えてくれて日本を再生させたという迷信に、一億国民が完全に支配されてしまうのです。

いいかえれば、昭和20年(1945年)より後にもひきつづき言葉と謀略による戦争、「戦後の戦争」が続いていたといってよいのです。GHQの民間検閲支隊(CCD)はそのための最前線の舞台であり、6人の調査課(RS)は白兵戦の尖兵の位置にあったといっていいでしょう。面白いことに昭和21年にはやくもGHQ側に不安が生じ、焚書の実行に不首尾の感情があったということは、日本人のなかに秘かな抵抗、占領軍に対する表立たない不服従の意識が働いていたことをも意味しないでしょうか。さりとて全体として日本人は目隠しされて服従することに少しずつ馴れていき、昭和23,24年の頃にはいつの間にかアメリカ万歳になっていくのです。GHQの戦略の勝利か、日本人のいい加減さの屈服か、このあたりは心の奥にある秘密と関わっているので、解明しようとしてもどうしても解明し尽くせない、いちばん分かりにくい、戦後史の謎に属する部分です。

日本の一般国民には広く不服従の感情があったことは、少年時代の私の記憶にもありますが、アメリカの占領政策に無抵抗で、いちばん脆かったのは、残念ながら指導階級ではなかったかと思います。ことに知識人、学者や言論人といった知的指導階級の弱さは恥ずかしいばかりです。その意味で東京大学文学部をはじめ、牧野栄一のような戦前から一流と目された法律学者の公職追放などへの対米協力は改めて検討され、処断されるべきでしょう。金子武蔵、尾高邦雄が個人として何をしたかは証拠不十分ですが、昭和21年~22年当時の東京大学文学部には「集団としての罪」があります。

考えてみると彼らは国民に対する裏切り者ではありませんか。ナチス・ドイツに占領されたフランスのヴィシ―政権の協力者が戦後フランス国民から処断されたと同じ罪を犯し、同じ運命を辿るべき人々のはずなのです。

それがどういうわけか、日本ではそういう問題意識が生まれぬままに今日に至りました。敗戦国だからでしょうか。フランスも実は戦勝国とはとうてい言えない国家なのです。それはともかく、一国の歴史の抹殺、国民の正当な愛国心の破壊、文明の殲滅という点でナチス・ドイツとアメリカ占領軍がやったことの間には、非文明的行為という一点に関する限り、ほとんどへだたりはありません。

それに「文部次官通達」によると、都道府県知事に指名された地域のインテリ、教育に関係のある<現場教師以外>の知識人によって没収行為が行われたわけですから、各都道府県庁の資料室の倉庫の奥に昭和23年当時の「宣伝用刊行物没収官」の氏名リストが残っているケースも少なくないでしょう。彼らは何食わぬ顔で各地域の名士になってその後地位を得て活躍していたに違いありません。「宣伝用刊行物没収官」は誰であったかを今突きとめ、その使命を例え時期外れであったにせよ公表すべきです。この種の問題には時効はないのです。日本国民はそういう自責的なケリをきちんとつけないからいつまで経っても主体性ある国民として起ち上がれないのです
スポンサーサイト

comment

Secret

プロフィール

南知隊!

Author:南知隊!
~南京の真実を知らせ隊~
略称『南知隊』
『南京大虐殺』と言う歴史歪曲による不当な冤罪を多くの人達にしってもらおう!
そんな想いを持った人々の集合ブログです。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
南知隊ブロの中で検索したい事柄があった場合、↓の窓に語句を入力して「検索」ボタンを押すと、該当の記事が出ます。
通州事件の真実
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR