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著者インタビュー「歴史力」なき国家は滅ぶ!

2010.11.14.06:32

〈著者インタビュー〉「歴史力」なき国家は滅ぶ!
            櫻井よしこ(ジャーナリスト)


            聞き手 / 「本の話」編集部



「沈黙は金」ではダメ

――「軍事力」や「政治力」や「老人力」は聞いたことがありますが、今回、櫻井さん編著の書名にある「歴史力」は耳慣れない言葉ですね。広辞苑にも出てきません。

櫻井 これまでの世界は「軍事力」が重要な役割を占めてきました。つまり、「軍事力」が「政治力」を支える重要な柱でした。二一世紀にあってもこの「軍事力」が重要な役割を果たしていくのは間違いありません。しかし、二〇世紀という近現代史を自国内でどのように評価し、どのように他国に説明するかといった「歴史力」「歴史解釈力」こそが、二一世紀の「政治力」を支える最大の力になる。

「歴史力」はまさしく、これから先の国家的盛衰、命運を左右するということを何よりも日本人に知ってほしくて、この本を編みました。

 例えば、中国は小泉内閣時代にはあからさまな対日強硬路線の下、靖國問題などで執拗な日本批判を繰り返しました。そうすることによって、日本人を精神的に屈伏させることが出来ると思ったのですが、逆に日本人の中国離れ、嫌中意識を高める結果になりました。それでは中国のほうが困るわけで、安倍内閣が誕生してからは、日本側の靖國参拝などに関する「あいまい」路線もあって、対日柔軟路線に転換しました。日本人はほっとしているようですが、中国は歴史を題材にした対日批判の舞台を欧米に移しているに過ぎないのです。

 つまり表面上は、反日暴動デモもなくなり、温家宝首相も訪日して微笑み、笑顔で接するようになったために、日本人は中国に対して、いささか心を解くようになりました。しかし、何故か、価値観を同じくする欧米諸国から慰安婦問題などで批判されるようになっている。その背後に中国などの執拗な働きかけが当地であったのは否定できない事実です。

 また、今年の十二月は南京陥落七十周年ですが、「アウシュビッツ=ナンキン」といわんばかりの映画がすでに制作され公開されています。 

 中国は中国なりに「歴史力」をこのような形で発揮して、チベットやスーダンに於ける己の野蛮行為などへの矛先を少しでも変えようとしているのです。物事を素直に見がちな日本人には理解しにくいかもしれませんが、世界は、「事実」を事実として冷静に歴史を議論する人や国ばかりではないのです。中国のように「事実」を歪曲、捏造してでも歴史を変えようとする国もあるのです。そうした間違った「事実」に関しては、遠慮せずに指摘し、「修正」していく必要があります。 

本でも指摘しましたが、アメリカ議会の慰安婦問題非難決議に対して有志と共に意見広告をワシントンポストに出したのも、歪められた事実を正すためです。歴史論争に関して「沈黙は金」というのはありえません。

 南京事件や慰安婦問題で、アメリカの新聞をはじめとするメディアの取材を時折り受けますが、彼らは、虐殺や慰安婦強制連行を否定する議論が日本で起こっていることを指して、戦前のような復古的なナショナリズムが台頭しているのではないかと問います。日本を否定的に見るのは日本の歴史について先入観を持っていることがひとつの理由ではないでしょうか。

日本のことを比較的よく理解し、中国の侵略的行動を批判する人でさえ、「日本はドイツのようにきちんと謝罪をしてこなかった。だから、せっかく民主主義国家として中国に対しては攻めの立場にあるのに防御的になってしまう。そのために、日本の国際社会での発言力や指導力が陰るのだ」などと日本を批判します。

 事実を基に考えるジャーナリズムの世界でさえ、日本とドイツの違いを知らず、戦後処理の在り方についても基本的な事実さえ認識していないのです。そのような一方的な認識で日本を見ているのです。

 この本では、現代史の各分野に於ける十一人の専門家、伊藤隆、北村稔、佐々淳行、庄司潤一郎、瀧澤一郎、鳥居民、中西輝政、橋爪大三郎、平川祐弘、古田博司、八木秀次の各氏にご登場いただき、「慰安婦問題」「南京」「日中戦争」「第二次大戦」「原爆投下」「東京裁判」「朝日新聞」「冷戦終焉」にまつわるさまざまな現象や事実について検証しあいました。

単に、日本の過去を正当化するということでなく、複雑な歴史的事象に対して複眼的な見方があることや、日本ではまだ紹介されていない新たな歴史史料を使って旧来の「定説」を修正する必要があるのではないか、という指摘もしました。ここで触れた二〇世紀半ば以降の歴史をリアルタイムで生きてきた年輩の方のみならず、若い方、これから現代史を学ぼうとする高校生などにも十分に理解しやすいように詳しく丁寧に論じ合ったつもりです。


文芸春秋>本の話>PICK UP>著者インタビュー
http://www.bunshun.jp/pickup/rekishiryoku/rekishi01.htm
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theme : 日本を憂う
genre : 政治・経済

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