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「南京事件 国民党極秘文書から読み解く」の一節 その9◆ベイツ証人にたいする疑問

2014.10.12.18:09

◆ベイツ証人にたいする疑問

ベイツ教授が証言した「日本軍(四万人)不法殺害」は、本書の第七章で論じたように、ベイツ教授自身も、中央宣伝部も、削除し否定していた。ベイツ教授はそれを東京裁判で蒸し返したわけである。日本の弁護側がその削除と否定の事実を知っていたならば、なぜベイツ教授が裁判で再度主張したのか、その理由を反対尋問できたかもしれないが、それは今になって分かったことであって、当時としてはまったく分からないことであった。

しかも、日本側のアメリカ人弁護士は、ベイツ教授がアメリカの新聞記事のニュースソースであったことも、『戦争とは何か』の執筆者であったことも、まったく知らなかったから、当然のことながらそのことについても反対尋問していない。

しかし東京裁判において何よりも不可解なのは、証言台のベイツ教授が『戦争とは何か』に一度も言及していないことである。ベイツ教授にとって、匿名にしておく必要はもうなかったであろうに、また当時書いた『戦争とは何か』の記述を、みずからの証言の裏付けとして示してもよかったであろうに、その『戦争とは何か』に触れることは決してなかった。もちろん、アメリカの新聞記事についても触れなかった。むしろ、それらに言及することを避けていたかのようであった。ベイツ教授にとっては、知られてはならない著作だったのであろうか。

同じことを連合国の側から見てみよう。連合国が南京大虐殺を俎上に載せる際、陥落当時の目撃談を記録したアメリカの新聞記事や『戦争とは何か』は証拠として貴重だったはずである。南京大虐殺の証拠として、それらを提出してもよかったはずである。フィッチ師がアメリカ講演の際に虐殺の証拠として持参したマギー師のフィルムも、証拠として提出してよかったはずである。ところが、それらを提出することはなかった。連合国側の検察官は、南京残留の欧米人が殺人を目撃したと書いていたアメリカの新聞や『戦争とは何か』の報告を引き合いに出して、それらの内容を裏付けるため、ベイツ教授その他の証人から証言を引き出してもよかったはずである。ところが、連合国の検察側も、アメリカの新聞記事や『戦争とは何か』の内容に言及することは決してなかった。

アメリカの新聞記事や『戦争とは何か』が南京大虐殺の決定的な証拠と評価されてきたことを思えば、彼らがそれに触れなかったことは不可解だ。東京裁判の法廷でアメリカの新聞記事や『戦争とは何か』が議論の対象となって、それが中央宣伝部の宣伝戦の一環であったと判明することを恐れていたかのようである。

もしも日本の弁護団が今日判明していること、つまりベイツ教授が中華民国政府の「顧問」であったこと、ベイツ教授の「レポート」がアメリカの新聞記事のニュースソースになっていたこと、『戦争とは何か』は中央宣伝部が製作した宣伝本であったこと、ベイツ教授はその宣伝本『戦争とは何か』に分担執筆していたこと、その『戦争とは何か』の内容は事実から大きくかけ離れていたこと、その宣伝本に書き込んだ「日本軍(四万人)不法殺害」の一文はベイツ教授自身が五度も削除に応じていたこと、以上のことを把握していたとしたならば、どうなっていたであろうか。おそらく東京裁判の展開は違っていたであろう。しかし残念なことに、東京裁判の時点では、それは分からず、したがって反対尋問されることもなかった。

ベイツ教授の晩年の資料がイェール大学所蔵のベイツ文書の中にある。その一つが履歴書で、ベイツ教授はそこに「一九三八年と一九四六年、日本との戦争中の人道的奉仕にたいしてシナの政府から勲章を授与される」と記している。一九三八年(昭13)とは、中央宣伝部がべイツ教授の分担執筆した『戦争とは何か』を出版した年であった。一九四六年(昭21)とは、ベイツ教授が東京裁判に出廷して「日本軍(四万人)不法殺害」を証言した年であった。
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