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書籍「アジア風雲録」

2014.10.22.22:00

「アジア風雲録 」 (1956年) (東京選書)田中正明 著-1956/1/1発刊

[目次]
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序にかえて / p3

ビルマの独立闘争 =オン・サンの生涯=
援蒋ルート / p11 オン・サン脱出 / p16 恋情の琴 / p18 偽電 / p22 ド・パーマ! / p25 走狗煮らる / p28 国軍つにい反乱 / p33 火炎樹の下 / p37

インドネシアの独立闘争
〝慈父の圧政〟 / p41 赤旗蜂起 / p43 スカルノ、ハッタの出現 / p47 暴圧の嵐 / p50 血の一滴 / p51 早期降状 / p54 独立の青写真 / p59 反日運動 / p63 義勇軍の編成 / p66 ブリタールの反乱 / p69 独立の前夜 / p72 〝暴徒〟鎮圧令 / p78 民族主義の勝利 / p83 日本人の悲劇 / p86

インド国民車
亡命客 / p91 藤原機関 / p93 書記長プリタムシン / p96 盟主アマールシン / p98 覚え書 / p101 進発 / p105 ハジャイの烽火 / p107 モハンシン大尉 / p110 山下奉文 / p113 挙兵 / p117 奇妙な行進 / p120 空と地上と / p122 シンガポール攻略戦 / p125 ファラパークの花 / p129 ラス・ビハリ・ボース / p130 遭難 / p132 流刑 / p135

天性の革命児チャンドラ・ボース
謎 / p140 反英闘争史 / p143 潜行三千里 / p148 ベルリンから東京へ / p152 自由インド仮政府 / p158 チャロー・デリー! / p162 インパールの悲劇 / p168 巨星墜つ / p171

独立前夜のニュー・デリー
護送機 / p178 ジャーヒン! / p182 インドのジャンダーク / p185 かくてインドは独立せり / p191

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序にかえて
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日本はまけた。だが、そのあとから、アジアに十、アフリカに五つ、アラブに三つ、の新しい独立国家が生まれた。「いまや白人帝国主義にとって、アジアは手に負えない存在となってしまった」とオーエン・アティモアーはいう。「日本が緒戦において、白人の貪慾と強圧のクサリを寸断したときから、この現象は決定的なものとなった」と。

彼にまつまでもなく、大東亜戦争の世界史的な意義は、アジア民族の解放ということである。もちろんわたくしは、日本がアジアを解放したなどという、とんでもない暴言を吐いているのではない。ローマは一日にして成るものではなく、虐げられ、奪われたこれらアジア、アフリカの諸民族は、幾世紀もの長い年月にわたって、苛烈なる独立闘争を展開し、その血みどろの闘争をつうじて、反抗と自立の精神をやしなってきた。それは民族の地底を奔騰する一つのたゆまざる情熱であった。大東亜戦争はこの情熱に点火し、いっそうの自信と機会をあたえたものにすぎないといえよう。

わたしがこの書でいいたいのは、独立を願う民族の情熱というものが、いかに熾烈なるものであるかということだ。スカルノは「独立へのあこがれは、あたかも母乳を求める幼児のごとく、空腹時の腹鳴りのごとく"民族の本能"である」といっている。実に彼らの闘争史は"民族の本能"という言葉以外に、解釈のしようがないほどの凄壮悲惨な激闘の連続であり、踏みにじられ裏切られ叩かれても、なお屈せざる民族魂の燃焼であった。そして「独立というものは、その民族みずからの力によって戦いとられるべきものである」という原則も、見事に彼らによって貫かれたことも明記しなければならぬ。

それはともかくとして、わたくしは、このキッカケをつくった大東亜戦争の、しかも直接彼らの民族闘争に接触をもち、これを支援し、あるいはともに独立運動に挺身し、あるいは解放のために身を殺して仁をなした日本人の尊い記録をまとめてみたいと、久しく念願していた。彼らはまったく、当時の日本の指導者や軍閥の思惑とは別に、純粋な気もちでアジア人のなかにとけ込んでいった。わたくしもその渦中にあった一人であるが、それだけにわたくしは、「日本は無謀な侵略戦争をやった」という進歩的学者諸先生の公式論に、何か全的に公定し得ないものをおぼえるのである。

しかしながら、たしかに当時の日本の指導者や軍閥は、「アジア民族の解放戦だ」「大東亜共栄圏の建設だ」と呼号しながら、作戦遂行を急なるあまり、民族運動を戦略的な利用価値としてのみ判断し、決してアジア人の味方でも、独立運動の援助者でもなかった。むしろ陰険な謀略を弄して、強圧態度に出た。緒戦時の意外な勝利が、驕傲にさしたのかも知れないが、どだい彼らはアジアを知らず、民族感情に無理解でありすぎた。そのため、これらの民族工作に当ったものがどれだけ苦労して、板ばさみとなり、かつ煮湯をのまされたことか。また、このために、日本軍の敗色おおいがたく、その統制力が弱まるや、現住民の反日感情はいちど爆発し、ビルマやインドネシアの各地では、いたるところで反乱が勃発した。きのうまでともに手をとって民族解放のために戦い、辛酸苦汁をなめた同志までが、血で血を洗うような惨劇を随所で展開した。独立達成のためとはいえ、このアジア人同志の相剋にたおれた多くの犠牲こそは、まことに痛恨のかぎりである。わたくしはこれらの犠牲者こそ、独立の念願かなったこんにち、ともに恩讐を越えて、まず「輝けるアジアの名において」手厚く葬われるべき生霊であることを強調したい。彼らの任務はいわゆる"民族工作"とよばれ、機密を主とする陰の力で、その記録も効果も、ことさらに湮滅してしまっている。それになにぶんにも舞台は大きく、登場人物も無数で、加えて無名の民間人や青年将校が主である。ずいぶん洩れている者が多いと思う。

本書では、アジアの輝ける民族運動の指導者を代表する人物として、インドでは、チャンドラ・ボースに配する志士プリタムシン、モハンシンの革命的情熱を、インドネシアでは、天才的な革命家スカルノ、ハッタ両志士を、ビルマでは、ビルマ独立の父オン・サンの生涯を、それぞれ中心として読物風に描いてみた。いままで「日本週報」や「キング」で屡次発表した場面もあるが、大部分は書きおろしである。

"アジア独立運動裏面史"ともいうべき本書は、さらに中国、フィリピン、ヴェトナム、あるいはエジプトなどをふくめて、これを指導した民族主義者の行動と、日本との関係を叙述することによって、はじめて完璧なものとなろう。わたくしはこの仕事をつづけるつもりである。大方の御叱声をたまわるを得ば幸いである。

一九五六年盛夏  東京・武蔵野にて 著書しるす

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