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黄文雄著「日中戦争真実の歴史」抜粋(1)はじめに 日中戦争を語るに必要な姿勢とは

2014.10.24.16:55

日中戦争を語るのに必要な姿勢とは  

あるテレビ討論番組に出演したとき、一人の政治家先生から、「それではあなたは日本が中国侵略をした史実を認めないのか」と質されたため、私は「まったくそう思っていない」「日中戦争とは中国内戦への日本の人道的、道義的介人だった」と即座に返した。これは、私が数十年、アジアの近現代史に関心を持った末に得た、総括的な日中戦争史観である。

たしかに多くの日本人は、中国を侵略した過去があると信じて疑わない。反省や謝罪を繰り返してきたのも、それなりに理由があるわけだ。「侵略史観」はすでに日本で定着し、「常識」になっているのだろう。日米戦争については「帝国主義間の戦争」あるいは「日本の正当防衛」と見ても、日中戦争だけはやはり「侵略戦争」だとする者は民族派のなかでも多い。満州事変後、松岡洋右外相は国際連盟での演説で、「日本はむしろ被害者だ」と論じたが、当時の常識は、今日の非常識になっている。日中戦争に閏して、現在そうした提え方をすることは皆無に近い。


私は日中戦争を新興の日本帝国VS復活を目指す中華帝国の戦争と考えているが、こうした見方はあまりないようだ。私はよく台湾や中国の問題での国際シンポジウムに出席するが、欧米人の間で「日本は中国を侵略した」と考えている者は、予想外に少ない。「日本の常識は世界の非常識」とは、こういった面でもいえそうだ。 つまり日本人の敗戦ショックは、今でも歴史観に影を落としているということだろう。

日本政府はよく、「過去の一時期」において「中国に迷惑をかけた」などとして、謝罪と反省を繰り返してきた。この一時期とはいつかといえば、中国のいうところの「八年抗戦」、つまり盧溝橋事件を発端とする支那事変のこと、あるいは同じく「十五年戦争」というところの満州事変以降のことだろうが、今ひとつ明確ではない。ちなみに本書では、盧溝橋事件以後の八年にわたる日中の衝突を当時の呼び方どおり「支那事変」と記し、満州事変以後の十五年のようにより広義な意味での日中衝突を「日中戦争」と呼んで、区別している。

中国で「日本の中国侵略」といえば、日清戦争から大東亜戦争の終結までを指すとするのが常識だが、最近では明治維新直後の琉球処分に「侵略」の起点を求める説も有力になりつつある。さらには驚くことに、豊臣秀占の「征明」(朝鮮出 兵)、または倭寇の時代にまでそれを遡らせる主張もよく闘かれるようになった。要するに日本は伝統的に「侵略国家」であるというわけで、こうした「侵略史 観」「日本悪玉史観」がすっかり定着しているわけだ。そうした中国の幼稚な歴史の提え方は別としても、史実を考える上では、「過去 の一時期」だけに限定してそれを論じたところで、必ずしも真実を見出せるとは限らない。なぜなら歴史とはさまざまな出来事の積み重ねだからである。仏教がいう囚縁、囚果、つまり超歴史的な視点に立たなくても、少なくとも日中の歴史問題を論じるなら、まずは近代という歴史背景から検証しなければならないだろう。

よく指摘されるように、戦後の日本人は、戦後の価値観で歴史を語る者が多い。しかしいかなる時代でも、そのときそのときの主流価値というものがあり、主流の精神というものがある。その時代ごとの「限界」というものもあるだろう。たとえば古代の中国では、王道、覇道は語りつくされたが、「民道」(民主主義)については欠落している。なぜなら人権や自由といった概念は、あくまでも近代になってから生まれた主流価値だからだ。だからそうしたものをもって近代以前の歴史を論じても、それは偏見でしかないのである。十九世紀に支配的だった人類の理想といえば、植民地主義である。それは二十世紀における社会主義のようなものだろう。しかし二十一世紀の今日、今なお社会主義を理想とする者は主流ではなくなっているのだ。十九世紀から二十世紀にかけての列強の時代には、もちろんその時代の精神があり、その時代の限界があった。当時の日本の歴史問題についても、まずは戦後の主流史観などに同調せず、その時代の精神と限界を考慮しながら、史実を求めていかなければならない。

私はそのような姿勢から、日中戦争というものを語ろうと思う。


2012/08/19 : 書籍「日中戦争 真実の歴史」/南知隊
http://mayuryou1025.blog76.fc2.com/blog-entry-269.html
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