「暗黒大陸中国の真実」訳者・田中秀雄氏の紹介記事

2010.12.09.05:14

◎訳者紹介

 田中秀雄:――
 1952年福岡県生まれ。慶応大学文学部卒。日本近現代史研究家。著書に『映画に見る東アジアの近代』『国士・内田良平』など。
 先田賢紀智:――
 1955年鹿児島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。県立高校英語科教諭。近現代史を研究。著書に『インドネシア紀行』など。

◎訳者のあとがきの一部

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 日本の敗戦を彼(タウンゼント)がどう見ていたか、まだわからない。
 しかし、彼の著作は日本の敗退で起こる極東の混乱を予想しており、それは中国の共産政権樹立、朝鮮戦争の勃発という形で現実となった。
 彼の予言は的中したのである。
 (彼は)戦後、日本人んは忘れられたまま、1975年に亡くなった。
 ・・・・・
 いずれにせよ、1930年代のアメリカ外交で日本寄りの態度を取り続けようとすることがいかに困難だったかは、マクマリー*やタウンゼントの体験によって知られよう。(*元北京駐在公使で国務省と対立して外交官を辞めた人物)
 ・・・・・
 宣教師たちが中国でひどい目に遭っているのに、実際の本国への報告では中国に寛大で日本に厳しい見方をしている。
 このことが、昭和十年代にアメリカの対日世論が厳しくなっていく大きな流れの原因にもなっていたという事実がある。
 こうしたからくりの内幕も、タウンゼントの慧眼によって確かめ得るだろう。
 本書の最後に、1927年の国民党軍による南京虐殺事件に対して、南京在住の宣教師たちが国民党政府を非難した声明書が紹介されているが、そこに、1937年のいわゆる《南京事件》で、日本批判をしたマギー牧師の名前があることに注目されたい。
 彼のこの豹変の理由もまた、タウンゼントの観察から理解されることだろう。
 ・・・・・

◎なぜ『暗黒大陸中国の真実』を翻訳したのか 田中秀雄(台湾の声より)
 
 著者のラルフ・タウンゼントはほとんど日本では知られていない。しかし一度その経歴と人生を知るとほとんどの人は茫然としてしまうだろう。その行動の一貫性と数奇な運命に対してである。もっとも彼は戦前、敢然と日本を弁護し、ルーズベルト政権や中国を批判した親日派ジャーナリストとして、一部の外交専門家、言論界ではわりに知られていた。彼が忘れられたのは、日本の敗戦後である。ちょうど我々がGHQの思想統制と洗脳教育の中で、戦前一切のことを呪わしく思わされ、戦前の真実の姿を忘れさってしまったように、タウンゼントのことも忘れられていったのだ。
 しかしそのタウンゼントがGHQの職員たちの源流であるルーズベルト政権のニューディーラーたちを政権発足当時から批判し続けていたとすれば、読者はどう思われるだろう。
 彼はその著書の中で、ルーズベルト政権内部に巣食うコミンテルン勢力=彼言うところの「新自由主義」の危険性について、指摘していたのである。
 当然彼らは日本が中国大陸において共産主義と戦っている理由を理解しないわけで、真珠湾攻撃後、タウンゼントが反米活動の容疑で一年間牢獄生活をさせられるのは、いわばその言論活動の宿命ともいうべきものであった。
 また当然彼の思想は、戦後のGHQ占領体制を批判する立場にあるのだ。彼が今日よみがえるべき理由もここにある。
 『暗黒大陸 中国の真実』は彼の処女作である。外交官としての彼中国の現地で見た生々しい赤裸々な中国人の実際の姿をルポしたものである。
 彼が見たのは貴重だ。排外活動で被害を受けているのは日本だけではない、アメリカもそうなのだということ、また当時の中国人と今の彼らがどう違い、似通っているか、なぜアメリカ人は中国を支持し、日本を非難したか、タウンゼントの慧眼から様々な示唆を読者は得られるに違いない。(平成16年9月1日)

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

田中秀雄(たなか ひでお、1952年 - )は日本近現代史研究家、映画評論家である。東亜連盟の流れをくむ石原莞爾平和思想研究会をはじめ、台湾研究フォーラム、日韓教育文化協議会、軍事史学会、戦略研究学会等の会員、福岡県出身。慶應義塾文学部を卒業。
映画『南京の真実』第一部『七人の死刑囚』については高く評価している

著作
『映画に見る東アジアの近代』(芙蓉書房出版、2002年9月)
『石原莞爾と小澤開作 民族協和を求めて』(芙蓉書房出版、2008年6月)
『石原莞爾の時代 時代精神の体現者たち』(芙蓉書房出版、2008年6月)
『朝鮮で聖者と呼ばれた日本人』(草思社、2010年2月)
『暗黒大陸中国の真実』(ラルフ・タウンゼント、田中秀雄・先田賢紀智共訳、芙蓉書房出版、2004年7月/普及版2007年9月)
『アメリカはアジアに介入するな!』(ラルフ・タウンゼント、田中秀雄・先田賢紀智共訳、芙蓉書房出版、2005年7月)
『中国の戦争宣伝の内幕 日中戦争の真実』(フレデリック・ヴィンセント・ウイリアムズ、芙蓉書房出版、2009年11月)
『もうひとつの南京事件-日本人遭難者の記録』(中支被難者聯合会編、田中秀雄編集・解説、芙蓉書房出版、2006年6月)
『中学生にも分かる慰安婦・南京問題』(西村幸祐編、田中秀雄他共著、オークラ出版、2007年7月)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E7%A7%80%E9%9B%84
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