松村俊夫著「南京虐殺への大疑問」下

2015.02.11.03:52

Amazon.カスタマーレビューより 「だめ押しの『徹底検証』」 投稿者 Shiragami Hiromi  投稿日 2004/3/10
-----
「南京大虐殺」を主張する人々は、中立的外国人の「目撃証拠」を最大の拠り所としている。この「証言」に焦点を当てて徹底的に分析したのが本書である。確かに、同年発行の東中野修道著「『南京虐殺』の徹底検証」とダブル部分もあるが、「徹底検証」が日本軍側証拠の分析にも大部分を割いている分突っ込みきれなかったところまで突っ込んでいる、と見るべきである。

例えば、「レイプ・オブ・南京」のアイリス・チャンなどは、ラーベを「南京のシンドラー」と持ち上げておいて、彼等南京国際委員会の報告する「虐殺被害者数」が少なすぎると見ると、「ラーべは2月に南京を離れたから、それから始まった『本格的な虐殺』を見ていない」などと言ってのけるのである が、実は、1年後には南京の人口は,陥落直後の20万(2週間後には25万に増加)から40万人に膨れ上がっているし、その理由は「近郊の住民が中国兵ゲリラの存在による直接被害と日本軍の掃討による間接被害とを避けるため南京に逃げ込んできたもの」と国際委員会のベイツ教授が公文書に書き残しているのである。

『虐殺派』の学者・ジャーナリスト等の悪あがきはみっともないが、それにもまして唖然とさせられるのは、彼等の不勉強ぶりである。彼等は、彼等自身の編集発行した資料集(上記の証言はこの資料集に載っている)をちゃんと読んでいないのだろう。この本を含め、他の「否定論」を何冊か読めば、誰でも確実に「虐殺派」学者よりもこの問題に詳しくなれそうだ。
-----

あとがき
-----
 戦後、捕虜虐待の罪によって戦犯として捕らえられ、絞首台の露と消えた軍人を主人公とした映画『私は貝になりたい』は、生まれ変わったら海底に住む貝となって平和に暮らしたいという「反戦思想」の象徴として、世間にもてはやされた。 しかし、放映されたテレビによれば、そのモデルとなった人物が獄中から肉親に当てた遺書には、「私はカキ(牡蛎)になりたい」と書かれていたという(日本テレビ系「知ってるつもり?」)。 そこで私は、初めて本当の意味を知った。「カキ」といえば、堅く口をつぐんで何もしゃべらないことを意味している。主人公は、はじめから有罪・処刑という結末しか考えられていない極東軍事裁判(東京裁判)の、B・C級戦犯裁判の法廷で、いくら無実を訴えても全くとり合おうとしない検事や裁判官に抗議の意味を込めて、「もう何をいっても無駄ならば、海底のカキのように、ただ黙って暮らしたい」 と考え、それを表現したのがこの言葉ではなかっただろうか。米軍の検閲を恐れて、言外に含ませた意思表示だったに違いない。
 しかし、肉親たちの奔走によって助命が実現してからは、米軍への怨嗟の声は影をひそめ、攻撃の的は日本軍国主義となって、平和運動家のような受け止められ方をするように変わっていった。そこで、平和な海底で暮らしたいとの意味の「私は貝になりたい」との名文句が生まれて映画が作られたことになる。

 ここにこの例を持ち出したのは、『国史大辞典』などの著名な辞典類や教科書にまで記載されているように、「南京大虐殺」という言葉がすでに広く市民権を得て、その成立の過程や内容がほとんど知られることもないまま、言葉の独り歩きが世界中で始まっているから、もう何をいっても無駄だとあきらめて、カキのように押し黙っていてはいけないといいたいがためである。

 ところで、東京裁判を主題とした映画「プライド」の上映を機に、洞富雄著『日中戦争史資料集八南京事件I』に依り、改めて南京事件関係の裁判記録を精読してみた。それでわかったことは、私が本書で疑問を呈してきたことの多くは、すでに法廷において弁護人が指摘し、それによって検察側証人の旗色が悪くなると、ウェッブ裁判長が助け舟を出して証言の危機を救っていることだった。


 ウィルソン証言にある強姦被害者の黴毒感染時期の問題は、伊藤弁護人が鋭く衝いていた。マギーが拾ったという日本兵の銃剣については、ブルックス弁護人が追求していた。マッカラムの手紙の赤ん坊出産などの部分は、サトン検察官が読み飛ばしたことに抗議して、ブルックス弁護人がこの部分を公表していた。

 また、国民政府軍の梁廷芳が便服に着替え難民区に入ったときの証言中に、難民区で軍服から着替えた人は自分以外に見なかったし、自分は便服を平常から持っていたと強弁したことに対して、伊藤弁護人が追いつめていったところ、ウェッブ裁判長は「答える必要はない」と、この明らかな偽証をそのまま受け入れている。

 かかる具体例のみならず、昭和二十三年四月九日にマタイス弁護人が朗読した最終弁論では、本書で「大虐殺論」に対して提起した数々の疑問のほとんどすべてが網羅されている。特に、次に示す意味は重大である。 〈由来、中国人は宣伝上手であり、その方法は極めて巧妙である。排日宣伝の最初は、米英の在華学校・教会・病院等の職員によって指導され、南京における不祥事件も、日本軍に対する真偽取りまぜた針小棒大の悪宣伝がいち早く内外に流布されたのである〉(前掲書三百六十三頁)


 ウェッブ裁判長はこのような弁論を無視し、検察側証人の証言だけを採用したのであった。 南京大虐殺を主張している勢力は、当時のウェッブ裁判長の起訴指揮と全く変わらない立場をとっている。今の社会でかかる裁判が行われたら、いったい何と論評するつもりなのだろうか。いわゆる「人権派」と称される彼らこそ、裁判長や検察の横暴を最も声高に非難する人々ではないのか。

 この現実を踏まえて、今後、「南京大虐殺」という言葉を口にしたり文章にする場合は、せめてここに挙げたような疑問が未解決であることを知っていて欲しいと願っている。そうなれば、子供たちに教える教科書も、いかにあるべきかの答えがおのずから出てくると信じている。 また、中国としても、『南京事件資料集』の中国関係資料編に見えるようなことを国民に教えていては、決して日中両国民が尊敬しあえる友好国になることは難しいとの理解をもって、南京事件に象徴される歴史認識を再度検討するようにと心から祈るものである。

 最後に、「本を書く」ことには全くの素人だった私の原稿を出版にまで漕ぎつけて頂いた、展転社の相澤宏明社長、柚原正敬編集長、そのきっかけを作って頂いた石垣食品の石垣敬義氏を始め、関係者の皆様に厚く御礼を申し上げて擱筆する。  平成十年十一月三日  松村 俊夫

-----
スポンサーサイト

comment

Secret

プロフィール

南知隊!

Author:南知隊!
~南京の真実を知らせ隊~
略称『南知隊』
『南京大虐殺』と言う歴史歪曲による不当な冤罪を多くの人達にしってもらおう!
そんな想いを持った人々の集合ブログです。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
南知隊ブロの中で検索したい事柄があった場合、↓の窓に語句を入力して「検索」ボタンを押すと、該当の記事が出ます。
通州事件の真実
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR